登録/更新年月日:2006(平成18)年10月27日 |
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【コースの設定】 「環境学習支援士」養成プログラムには、「社会人コース」、「現職教員コース」、「学生コース」の3つがあり、それぞれの募集定員は、「社会人コース」5名程度、「現職教員コース」5名程度、「学生コース」20名程度である。なお、社会人が「環境学習支援士」養成プログラムを受講する際には、ある程度の環境問題に関する知識と経験が必要であることから、上述した「淡海生涯カレッジ」の修了を条件としている。 【学習の流れ】 「環境学習支援士」養成プログラムは、「大学の授業の履修」、「実習」、そして「課題研究」の3つから構成される。 (1)「大学の授業の履修」 学校や地域の環境学習の指導者としての役割を果たすには、環境に関する学習内容や、学習指導の理論や技術といった教育分野の学習が不可欠である。そのため受講者は、指導者としての素養を身につけることができるよう、大学が開講する環境教育・教育学関係の科目を11科目受講しなくてはならない。 「社会人」と「現職教員」が大学の授業を受講する際には、「公開授業」の制度を利用する。「公開授業」とは、大学の正規の授業を「公開講座」として市民に公開する制度である。この制度を利用することにより、受講生は、1科目6,000円で授業を受けることができる。ただし、試験は学生と同じように受け、指導教員による評価を受けなければならない。 (2)「実習」 受講者は、大学での事前指導を受けた後に、県内の環境教育機関等において、一定期間実習を行なわなければならない。実習先には、「琵琶湖博物館」や「滋賀県環境学習支援センター」といったものがある。 (3)「課題研究」 受講者各自が研究テーマを決定し、半年の間に教員の指導を受けながら研究論文を作成しなければならない。この「課題研究」では「環境学習に関わる得意分野(専門知識)に習熟すること」を主眼とする。また論文の作成に際しては、文献調査のみでなく、必ずフィールドワークを義務づける。 【資格の授与】 これらの学習を4年以内に修了した受講生には、厳格な審査を経た後に、滋賀大学より「環境学習支援士」の資格が授与されることになる。 br> |
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参考文献 |
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