登録/更新年月日:2009(平成21)年2月13日 |
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ア)直接的な交流学習への期待 直接的な交流学習は、古来家庭や地域で行われてきた学習が社会の変化のなかで、次第に子どもたちの周囲から遠ざかり、それを学校教育の場などで補おうとしている取組である。その一つが、職業準備教育である。近年の、大学生や短大生に対する“インターンシップ”の試みに見られるように、職人の家庭や農業社会で子供が周辺的体験を通して学んできた、職業に対する心構え、技術、ひととのかかわり方などを在学中から習得させることを目指している。この観点は、しだいに、高校、中学校での進路指導の中にも発展しつつある。 イ)直接的な交流の実践例 これまで、地域や家庭で体験してきた異世代との交流も、学校教育を中心として、意図的に行われ始めている。高等学校では、家庭科の中の“福祉”の領域では、老人ホームの訪問など、老人との同居体験の乏しいい世代の子供たちに対して、老人との触れ合いや、介護の在り方などを単に知識としてではなく体験的に学ぶ機会となっている。更には、“食育”関連の交流学習が近年関心を呼んでいる。農園などを利用して、地域の農業関係者の指導を受けながら農業体験を共有し、生産物がどのように食卓に上がるかを体験しつつ、地域の歴史を学んで行く。 また学校という場が生涯学習に対して開かれてゆくに従って、生徒・学生が自分の専門領域の学習を土台として社会人の講座のテーチング・アシスタントとして関わるような試みも注目されている。 br> |
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参考文献 |
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