生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日
 
 

大学の編入学制度 (だいがくのへんにゅうがくせいど)

transfer system in japanease higher education
キーワード : 狭義の編入学、広義の編入学、修業年限の通算、学校教育法、専門学校
鈴木克夫(すずきかつお)
2.編入学の実態
 
 
 
 
  【説明・動向】
 平成16(2004)年度の大学(短大を除く)への編入学者数は、短大からの編入学者が約10,073人(昼間9,571人、夜間502人)、高専からは約2,871人(昼間2,788人、夜間83人)、専門学校からは1,961人(昼間1,828人、夜間133人)で、合計14,905人となっており、大学への全入学者の約2.5%を占めている(文部科学省「学校基本調査」による)。しかし、短期大学からの編入学者の減少に伴い、平成12(2000)年をピークに編入学者数は減少傾向にある。
 一方、仕事をもつ社会人が働きながら学ぶことのできる大学通信教育においては、平成16(2004)年度の編入学者数は合計約23,000人で昼間・夜間の編入学者数を大きく上回っている(再入学、転(入)学、転(学)部、転(学)科等を含む)。また、全入学者の63.6%、とりわけ女性は67.0%と3分の2以上を編入学者が占めている。短期大学通信教育においても、大学通信教育に比べれば実数は少ないものの、全入学者の8.3%、女性だけでは10.1%が編入学者である(私立大学通信教育協会「入学者調査」による)。編入学者数においても、全入学者に占める割合においても、大学・短期大学通信教育が編入学者の受け皿になっている実態がわかる。
 
 
 
  参考文献
 
 
 
 
 



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