登録/更新年月日:2008(平成20)年12月4日 |
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【伝統文化を活かした地域づくりの発展】 答志では近年、世代間ネットワークを活かした地域づくりが行われている。答志島では、平成14(2002)年度より住民主体の「答志島活性化21委員会」が島内3地区合同で活動を開始した。平成19年度は青年団から老人会までの各自治団体代表者、小中学校教職員ら38名が「地産地消」「後継者育成」「くらしと文化」の分科会にて活動した。三つの分科会の活動は現地の課題と直結している。初期には水産振興・観光振興イベントを中心に計画をしたが、近年は文化の継承と後継者育成に力を注ぐ方向に変わってきている。 「後継者育成」活動の一つ、「先達に学ぶ:釣り体験教室」では、委員会から老人会にベテラン漁師10名の講師を依頼し、小学生を対象とした「仕掛け作り」の教室を行った。後日船を出してもらい一本釣りの体験をした。港に上がると漁協組合、婦人会の協力によって魚を調理して試食をし、海の恵みを実感した。また、「くらしと文化」分科会の「島外のお嫁さん教室」では、婦人会会員が中学校を利用して島外から嫁いだ女性に郷土料理を教え、交流している。他に、神祭での獅子舞を行う「十体」の人々により、小学生に獅子舞や笛などの実演、演習がなされ、郷土文化への知識を深める機会となっている。 寝屋子制度を基盤とした地域の信頼関係は子どもたちに対しては地域の教育力として現れ、住民が助けあう文化が育んだソーシャル・キャピタルであるといえる。 br> |
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参考文献 |
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