登録/更新年月日:2006(平成18)年8月18日 |
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大学公開講座を形態別に区分してみると、おおよそ次の3分類となる。 即ち、 A:単発(イベント)型 B:共通テーマ型(1回の講義で1人の講師、実施回数は5回程度) C:連続型(講師数は1人から数人) となる。 この3分類A型からC型に対して α:プログラム立案の難易度 β:参加者の意識の高さ γ:地域との関連性 という指標を当ててみると、 A型は多くの場合、「高名な研究者を招聘」したり「大学の各種の記念講演会」として開催されることから α:プログラムの立案は容易 β:関係者が参加するので意識は高い γ:地域課題を反映した内容とはなりにくい という具合に属性を解析できることになる。 同様にB型は α:安易なプログラム立案をすると小規模の単発型の繰り返しとなってしまう β:担当講師個々との関係が強い γ:担当講師の専門分野よっては地域課題を反映できる C型は α:担当する講師の専門分野が異なる場合講義内容の調整が困難 β:純粋にテーマに興味関心のある参加者を得られる γ:まさに地域課題をテーマとすることが可能 となる。 A型とB型が形態の多くを占めているのが現実であるが、大学にとっての地域課題を掘り起こし、それを大学の教育資源と結び付けるには、できるだけC型の講座を立案・実施していくことが求められる。 br> |
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参考文献 |
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