登録/更新年月日:2011(平成23)年9月22日 |
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これまでの実践を通して、得られた成果を踏まえ実施の意義について整理すると、次の10項目に集約される。 1. 質の高い学習ニーズへ対応することができる。 2. シニア世代のQOLの向上に期待できる。 3. 世代間交流の機会を提供できる。 4. 授業における学生への刺激が期待できる。 5. 学生に生涯学習を考えるきっかけを与えることができる。 6. 授業の活性化が期待できる。 7. 大学における地域の人的資源の活用が期待できる。 8. 大学に対する地域の理解が高まる。 9. 大学のサポーターとしての支援が期待できる。 10. 小限のマンパワーで地域貢献が可能である。 これからもデータの蓄積を継続し、共学による効果の検証を進めるとともに、一方では、運営委員会による交流の促進を図る様々な取組が、前述の意義に対してどのように影響しているのかということについても検証していきたい。また、多様な交流事業を自主企画・運営できるように、運営委員会組織の自立を一層支援し、働きかけていくことも必要である。 平成22(2010)年度から、新たに社会人受講者による講師バンクの構築を試行している。社会人受講者が有する資格や指導可能な内容について調査し、9名が登録するに至った。その後登録者を講師として、運営委員会企画による自主事業を2回開催することができた。このことは、まさに、学習成果の活用機会の創出である。将来的には、学生を対象にした社会人講師による運営委員会自主企画事業の実施なども、実現不可能ではない。学習機会を享受するばかりではなく、学習成果の活用へとシフトしていくためにも、運営委員会活動の充実が鍵となる。 札幌国際大学の社会人対象公開授業の取組は、スタートから僅か5年であるが、学習成果の活用を指向した大学発の生涯学習支援モデルである。将来的には、「社会人教養楽部」の学習縁によって繋がった受講者が、大学を飛び出し地域をフィールドに、学習成果を生かし積極的に活動展開することを期待したい。 br> |
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参考文献 ・札幌国際大学社会人教養楽部 http://www.siu.ac.jp/gakubu/2299.html 2011.8.17参照。 |
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