登録/更新年月日:2006(平成18)年11月2日 |
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学習相談にICTを活用する場合の具体例は次のようなものがあげられる。 1)学習ニーズの把握 住民と関係機関・団体と行政等が参加するコミュニケーションシステムにより、住民の学習ニーズに関する情報収集が可能となり、必要とされる情報や提供しなくてはならない情報を明らかにすることができる。 2)学習相談ツールとしての活用 ア.eメールの活用 電話や面談と違いお互いの都合のよい時間に送受信が可能であり、継続的な相談や調査結果の回答などを電子メールを通じて行うことができる。双方のやりとりが文字として残ることによってデータベース化したり、後から検索を行いやすいという利点もある。 イ.データベースの活用 関係する情報をデータベース化したものを使用することによって、多くの情報の中から問い合わせに応じた検索結果を得ることができる。 ウ.Webページと検索システムの活用 検索システムを利用することによりインターネット上のあらゆる情報から求める情報を選び出すことができる。 エ.コミュニケーションシステム活用 個別の相談者への情報提供の他、掲示板やコミュニティを使って情報を効果的に提供・蓄積が可能となる。相談担当者の情報共有にも活用できる。 3)相談情報の蓄積と分析への活用 相談の日時、相談者の種別(所属等)、相談方法(面談、電話、メール等)、相談内容の領域(文献・資料、生涯学習計画・社会教育計画、社会教育調査・評価、施設・団体、学習機会・各種事業、講師・指導者、資格・各種制度、その他)、簡単な相談内容等と処理日時、処理方法、担当者などの情報をカード型のデータベース等で管理することにより、相談傾向の分析が可能になるとともに、類似の相談の際に参考となる情報を得ることができる。 このように、種々の場面で学習相談にICTを活用することができる。 br> |
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参考文献 |
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