登録/更新年月日:2013(平成25)年1月1日 |
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【小学校区教育協議会−はぐくみネット−】 「生涯学習大阪計画」で示された小学校区での「教育コミュニティ」づくりの中核となるのが「小学校区教育協議会−はぐくみネット−」事業である。平成14(2002)年度に、10小学校区で調査研究事業が行われ、その後に生涯学習事業として発展し、現在では297小学校区で取り組まれている学校・家庭・地域連携の実践活動である。小学校が学校教育の中心の場であるだけでなく、青少年育成、生涯学習、人権啓発、スポーツ等の教育コミュニティづくりの拠点であるという現状、それに小学校の子どもたちの学力向上や学習内容の多様化に対する市民からの期待、地域の教育力を高める場としての役割の必要性等から、小学校の果たす役割が大きいという認識があり、小学校区教育協議会が設置された。 【事業目的と運営形態】 子どもたちの「生きる力」をはぐくみ、学校・家庭・地域が一体となった総合的な教育力を発揮し、地域における人と人とのつながりによって子どもをはぐくむ「教育コミュニティ」づくりを推進するため、地域の教育資源を学校に導入し、地域に開かれた学校づくりを進展させることを事業目的として実施している。事業実施に当たっての運営形態として、各学校のPTAや各種生涯学習事業(生涯学習ルーム事業、学校体育施設開放事業、児童いきいき放課後事業)の運営委員会・実行委員会のメンバーをベースに、地域の諸団体・諸機関、学校関係者等で「小学校区教育協議会−はぐくみネット−」を組織している。 また事務局の要として情報収集、連絡調整を行うコーディネーターを委嘱している。 【事業内容と実施方法】 次の3点が本事業の中心的活動である。@)学校と地域をつなぐための学校教育支援、A)地域における教育コミュニティづくり、B)学校や地域の情報を収集し、情報誌等で広く地域住民に情報発信する。@)については、学校支援ボランティアのような地域の教育資源を学校教育に導入・活用したり、小学校区教育を語る会の開催や情報誌の発行等で学校の教育目標や内容を発信することにより学校の説明責任を行う。また学校運営に保護者や地域住民の意向を反映させるために、学校評価を実施したり、学校行事や授業公開等を行う。A)については、情報提供や相談の窓口となったり、地域の諸団体や機関とのネットワーク形成に努めること、地域で実施されている各種生涯学習事業の運営委員会としての役割を担うこと、地域ふれあいまつり・フェスタ等の開催による地域との連携・協働事業を推進すること、子どもを対象とした学習会や子育てに関する講座・イベント等の開催を促進することがある。実施方法は、大阪市(各区)と大阪市教育委員会が主管するが、運営については各区が行い、各校区協議会に事業の管理・運営を委託する。 br> |
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参考文献 ・大阪市教育委員会『はぐくみネット事業報告書』(大阪市・大阪市教育委員会、2012年9月) |
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