登録/更新年月日:2009(平成21)年9月9日 |
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国立国会図書館(National Diet Library、略称:NDL)は、昭和23(1948)年2月9日に公布された「国立国会図書館法」によって、国会図書館と国立図書館の二つの役割を持つ図書館として発足した。 国立国会図書館の目的は、図書及びその他の図書館資料を蒐集し、国会議員の職務の遂行に資するとともに、行政及び司法の各部門に対し、更に日本国民に対し、国立国会図書館法に規定する図書館奉仕を提供することにある(国立国会図書館法第2条)。国立国会図書館は、中央の図書館と支部図書館からなる(国立国会図書館法第3条)。 国立国会図書館は、明治6(1873)年設立の書籍館を起源とし、明治30(1897)年に設置された帝国図書館(文部省付属)と大日本帝国憲法下の帝国議会両院に置かれていた衆議院図書館、貴族院図書館の3館が統合され、昭和23(1948)年に国立国会図書館になったものである。 施設は、昭和36(1961)年に開館した東京本館(東京永田町の国会議事堂に隣接する中央館)、昭和61(1986)年に開館した新館の他に、国会議事堂内の国会分館、平成14(2002)年に開館した関西館(関西文化学術研究都市)、平成12(2000)年に旧支部上野図書館を改修して開館した国際子ども図書館(旧支部上野図書館:上野公園内)、東洋文庫(東京都文京区本駒込)のほか、行政・司法各部門の支部図書館(現在26館6分館)とで構成されている。 平成19(2007) 年度末の時点で、所蔵資料は、図書約905万冊(和漢書656万冊、洋書249万冊)、逐次刊行物約1,247万点(雑誌851万冊、新聞396万点)、非図書資料としてマイクロ資料(約877万点)、映像資料(約23万点)、地図資料(約50万点)、博士論文(約48万人分)、新聞切抜資料(約2,009万枚)などがある。このほか、近代政治史関連史資料からなる憲政資料、日本占領関係資料、古典籍資料、旧幕府引継書類、本草学関連の古書からなる伊藤文庫や白井文庫、出版文化史資料を中心とする布川文庫(布川角左衛門旧蔵書)、新城文庫などの特色あるコレクションも所蔵している。 br> |
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参考文献 ・NDL入門編集委員会編 『国立国会図書館入門』 三一書房、1998 ・国立国会図書館編 『国立国会図書館のしごと: 集める・のこす・創り出す』 日外アソシエーツ、1997 ・国立国会図書館五十年史編纂委員会編『国立国会図書館五十年史 本編』国立国会図書館、1999 |
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