登録/更新年月日:2006(平成18)年12月9日 |
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【定義】 学習の成果として得た知識・技能等を個人のキャリアアップやボランティア活動及び地域づくり活動等に積極的に生かすことである。 【必要性】 科学技術の革新、都市化、情報化、自由時間の拡大など急激な社会の変化は、我が国に大きな雇用形態の変化を招いている。学歴よりも学習の成果としての知識・技術・能力が問われるようになってきている。 そのため、一つには、就職、職業生活、転職、起業、将来の展望など、人生80年時代を見据えたキャリアアップとその活用が求められるようになってきた。一方では、自由時間等を活用し学習の成果を積み上げてきた人々が、学ぶだけでなく、その成果を活用したいと希望するようになってきた。この学習の成果をボランティア活動や社会貢献活動として「自己表現・自己実現したい」とする人々の欲求に応える仕組みが求められている。 【意義】 生涯学習は、学習者個人の求めに応じて自ら学習機会を選択して学ぶことを基本としている。また、生涯学習社会は、学習の成果が適切に評価される社会を目指しているが、「これからは、さらにその学習成果が様々な形で活用でき、生涯学習による生きがい追求が創造性豊かな社会の実現に結びつくようにしていかなければならない」のである。 まず、学習した成果は学習者個人に還元され、資格取得や新しい職業分野の開拓、専門レベルの深化など学習者自身のキャリアアップ等に生かすことができる。また、学習した成果をボランティア活動や地域指導者として社会に還元することによって、学習者自身の生きがいや励みになり、新たな学習意欲の高まりにもなる。さらに、地域社会に主体的に関わりながら、学習の成果を地域づくりに積極的に生かすことにより、地域住民相互の仲間づくりになるなど豊かな地域連帯・地域活性化等地域の発展に寄与することができる。 br> |
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参考文献 ・生涯学習審議会答申『学習の成果を幅広く生かす −生涯学習の成果を生かすための方策 −』平成11(1999)年6月9日 ・国立教育政策研究所社会教育実践研究センター『生涯学習概論』平成18(2006)年1月25日、pp98-103 |
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