生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2008(平成20)年12月26日
 
 

子どもゆめ基金 (こどもゆめききん)

Children's Dream Fund
キーワード : 体験活動、読書活動、独立行政法人国立青少年教育振興機構
山本裕一(やまもとゆういち)
2.説明
 
 
 
 
   子どもゆめ基金事業は、独立行政法人国立青少年教育振興機構で行っている業務である。この業務は、独立行政法人国立青少年教育振興機構法を根拠としている。
 子どもゆめ基金による助成金対象となる活動は、青少年教育に関する団体が行う「子どもの体験活動の振興を図る事業」、「子どもの読書活動の振興を図る活動」及び「インターネット等で利用可能な子ども向けの教材を開発・普及する活動」となっている。平成20(2008)年度の助成対象区分別応募状況は、子どもの体験活動2,231件(前年度2,441件)、子どもの読書活動516件(523年)、教材開発・普及活動84件(112件)で、計2,831件(3,076件)となっている。また、採択件数についてはそれぞれ1,705件(採択率76.4%)、450件(87.2%)、28件(33.3%)で計2,183件(77.1%)という状況である。
 子どもゆめ基金における助成対象活動の決定については、子どもゆめ基金による助成金の交付を適正に行うため、自然体験活動や社会奉仕体験活動、読書活動、教材開発などの分野において実務経験を持ち、かつ青少年教育に高い識見を有する委員で構成する「子どもゆめ基金審査委員会」を設置し、各分野別の実情及び特性を踏まえて審査を行っている。応募があった活動については、機構理事長から審査委員会への助成活動の採択について諮問を行い、これを受けて審査委員会から分野別に11の専門委員会への調査審議の付託を行う。専門委員会の審査は、各団体から提出のあった助成金計画調書について、各専門委員が専門的見地から評価し、合議により助成対象活動の選定を行う。審査委員会では、各専門委員会での審査結果をもとに、採択すべき助成活動及び助成金の額について審議を行い、採択する活動及び助成額を決定する。
 
 
 
  参考文献
 
 
 
 
 



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