登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
ここでは、前項であげた生涯学習支援技術について、形式知化されているもの、ツール開発が行われているものをみてみよう。 形式知またはツール開発が何らかのかたちで試みられていれば「形式知」「ツール」と記し、その関係文献を下記の主な関係文献等の番号で示した。また、ほとんど着手されていないところには「未」を入れた。 これをみると、手つかずのところは地域診断(b)や社会教育・成人教育関係の教授・助言法(e)で、これらの開発は今後の課題である。 《生涯学習支援技術の開発の現状》 a)ニーズ分析:社会教育調査(形式知、ツール/10、11、12) b)初期分析:地域診断(未)、定性的シミュレーション(形式知/4)、システム・ネットワーク診断(形式知/3、6、18)、施設等の経営診断(形式知/2) c)設計:計画の立案(形式知、ツール/13、14、15、16) d)準備・開発:連携・融合(形式知/9)、学習資源のコーディネート(形式知/1)、IT活用(形式知/8、17) e)実施:講座等のファシリテート(アイスブレイク等の形式知)、教授・助言法(未)、学習の仕方の支援(形式知、ツール/3、9)、学習相談(形式知、ツール/9)、学習成果の活用支援(形式知/1) f)評価:自己点検・評価(形式知/7) ●主な関係文献等 1.浅井経子「生涯学習支援者に求められる技術の開発」本学会年報25号、H16 2.原義彦「社会教育施設の経営診断」浅井経子編『生涯学習概論』理想社、H14 3.浅井経子「問題解決型の学習の評価と学社融合診断」淑徳短大紀要41号、H12 4.山本恒夫「生涯学習研究における計算研究とシミュレーション」安田女子大学大学院博士課程完成記念論文集、H7 5.浅井経子「学習相談の手法開発に関する研究」淑徳短大紀要34号、H7、同「学習相談と学習ニーズ診断に関する研究」同紀要33号、H6 6.坂本登「地域における生涯学習ネットワーク」本学会年報12号、H3 7.井内慶次郎監修、山本恒夫・浅井経子・椎廣行編『生涯学習[自己点検・評価]ハンドブック』文憲堂、H16 8.井内慶次郎監修、山本恒夫・浅井経子・伊藤康志編『生涯学習[eソサエティ]ハンドブック』同上、H16 9.山本恒夫・浅井経子・坂井知志編『「総合的な学習の時間」のための[学社連携・融合]ハンドブック』同上、H13 10.浅井経子『社会教育調査法1』角川学芸出版、H17 11.篠崎明子『社会教育調査法2』同上、H17 12.土屋隆宏『社会教育調査ハンドブック』国立教育政策研究所社会教育実践研究センター、H16 13.国立教育政策研究所社会教育実践研究センター、CD-ROM『学習プログラムの企画・立案』H16、同『社会教育計画立案の視点と手順』H17 14.国立教育会館社会教育研修所『学習プログラム立案の技術』H12 15.岡本包治『社会教育における学習プログラムの研究』全社連、S48 16.国立教育政策研究所社会教育実践研究センター『社会教育計画立案の視点と手順』H15 17.エル・ネットオープンカレッジを活用した遠隔学習の支援方法に関する研究会『大学遠隔公開講座を活用した学習のための支援機能に関する実験的研究報告書』H16 18.山本恒夫、坂本登「生涯学習ネットワークの可能性」本学会第11回大会口頭発表資料、H2 br> |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
参考文献 ・浅井経子「生涯学習支援者に求められる技術の開発」日本生涯教育学会年報25号、平成16(2004)年 ・浅井経子「生涯学習支援技術開発の課題」日本生涯教育学会論集26、平成17(2005)年 ・野中郁次郎『知識創造の経営』日本経済新聞社、平成2(1990)年 ・野中郁次郎、阿久津聡「ブランド知識創造のケイパビリティ」『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』第6巻8号、平成13(2001)年 ・M.ポランニー『暗黙知の次元』紀伊国屋書店、昭和55(1980)年 |
|||||||||||||
『生涯学習研究e事典』の使用にあたっては、必ず使用許諾条件をご参照ください。 |
|||||||||||||
Copyright(c)2005,日本生涯教育学会.Allrights reserved. |