登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
【東広島市の概要】 東広島市は広島県のほぼ中央に位置する人口約17万8千のまち。かつては旧山陽道の宿場町として栄え、古くから酒造業は灘、伏見と並んで日本三大銘醸地として有名である。こうした古い文化や歴史を有する一方、広島大学の統合移転や、研究機関の集積と先端技術産業の立地を進め、広島中央テクノポリス地域の中核都市として急速に発展してきた。また、平成17(2005)年2月には周辺5町と合併し、まちづくりの将来像「未来にはばたく国際学術研究都市」を掲げ、新市の多彩な個性を活かしたまちづくりを推進している。 【生涯大学システムアクションプランの策定】 平成4(1992)年以降、本市では生涯学習の推進を重要な施策の柱として位置づけ、市民一人ひとりの学びを支援するために、高等教育機関等と連携し各種学習機会の提供を行ってきた。しかしながら、国際化、情報化、少子高齢化など社会環境が急激に変化する中で、学習ニーズの高度化・多様化、学習成果の評価・活用、市民参画など生涯学習施策に求められる新たな課題も発生してきた。 これらの課題への対応について、本市が設置する「生涯学習推進会議」(学識経験者、各種団体の代表者、関係教育機関の代表者、地域生涯学習のまちづくり協議会の代表者により構成)に対し諮問し、平成13(2001)年に「第2次東広島市生涯学習のまちづくり推進構想」が答申された。この構想を基に、平成15(2003)年2月、以後10年間にわたる具体的な行動計画を盛り込んだ「東広島市生涯大学システムアクションプラン」を新たに策定するに至った。 当プランの基本理念は、「市全体を学びのキャンパスに」である。本市が有する豊富な学習資源である大学をはじめとする諸機関・団体との連携のもと、市民一人ひとりの自己実現につながるさまざまな能力開発や自分探しを支援し、学んだことを活かすことのできる環境をつくることで、豊かなまちづくりを目指している。この理念に基づき、第一に、「入力(学習活動への参加)から出力(学習成果の活用)までの学習支援」、第二に、「市民が自主的に学ぶことができ、その成果が適切に評価され、活かすことのできるまちづくり」を基本方針としている。また、生涯学習推進のキャッチフレーズとして、「市民1人、1学習 1スポーツ 1ボランティア」を奨励している。 施策体系としては、「学びの入口を広げよう(学習機会の拡充)」、「学びの道をつなげよう(学習成果の評価)」、「学びを活かして活躍しよう(学習成果の活用)」、「学びの楽しさを伝えよう(学習情報の提供・相談事業)」、「学びのネットワークをつくろう(推進体制の構築)」以上、大きく5つの柱をもって構成しており、それぞれに対応する具体目標を別に設定した。これらの目標が達成されたときに、真の「生涯学習のまち」となり、基本理念に掲げた「市全体を学びのキャンパスに」の実現に近づくものと考える。 br> |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
参考文献 |
|||||||||||||
『生涯学習研究e事典』の使用にあたっては、必ず使用許諾条件をご参照ください。 |
|||||||||||||
Copyright(c)2005,日本生涯教育学会.Allrights reserved. |