登録/更新年月日:2009(平成21)年1月6日 |
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水辺活動と一概に言っても、その活動領域は幅広い。水辺活動が行われる環境は、海、川、湖、沢、池、沼等があり、自然水域に限らず人工水域も含まれ、さらに水上や水中、水辺に活動場所を分類することができる。このように水辺活動が行われる環境は多岐に渡ることから、水辺活動の種目はこれまで様々な形で分類されてきたが、統一された分類は見当たらない。 そこで、国立青少年教育施設で行われている水辺活動を中心に、水辺活動の主な種目を分類すると、カヌーやカッターといった「スポーツ活動」、磯観察、プランクトン観察といった「環境学習活動」、サンドアート、海藻標本作りといった「創作活動」、刺網漁、地引網漁といった「漁労体験活動」に大別することができる。 【水辺活動の種目】 (スポーツ活動) カヌー、カヤック、カッター、ローボート、ヨット、いかだ、クルージング、ラフティング、ウィンドサーフィン、サーフィン、ウエイクボード、スクーバダイビング、スノーケリング、スキンダイビング、ビーチバレー、ビーチサッカー、ビーチフラッグ、遠泳、海水浴、磯遊び、沢登り、川・沢遊び 等 (環境学習活動) 磯観察、プランクトン観察、ビオトープ、海洋調査、水質調査、源流調査、地質調査、漂着物調査、ビーチクリーンアップ 等 (創作活動) サンドアート、海藻標本作り、貝がらクラフト、漂着物クラフト、塩作り、干物作り、魚料理作り 等 (漁労体験活動) 刺網漁、地引網漁、定置網漁、カキ打ち、魚・貝の放流、魚釣り、潮干狩り 等 以上より、青少年教育施設における水辺活動を総括すると、「海や川、湖等における自然水域及び人工水域の水辺、水上、水中で行われるスポーツ活動、環境学習活動、創作活動、漁労体験活動といった体験活動の総称」と言うことができる。 なお、体験活動とは、中央教育審議会答申「次代を担う自立した青少年の育成に向けて」(平成19年1月30日)で示されているように「体験を通じて何らかの学習が行われることを目的として、体験する者に対して意図的・計画的に提供される体験」とされていることから、青少年教育施設で行われている水辺活動は、教育活動として意図的・計画的に提供される水辺活動であり、単にレジャーとして行われる水辺活動とは区別する必要がある。 br> |
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参考文献 ・独立行政法人国立青少年教育振興機構ホームページ http://www.niye.go.jp/、平成20年12月25日参照 ・独立行政法人国立少年自然の家海洋型施設連携研究会「安全で楽しい子どもたちのための海の活動プログラム」、平成17年3月 |
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