登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日 |
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【経緯】 子ども会の源流は、その呼び方にとらわれなければ、徳川時代における会津藩士の師弟の「遊びの辻」や薩摩の郷中教育、庶民を対象とした寺子屋にまで遡る。今日の子ども会の多くは、昭和20(1945)年の終戦を境にした価値観の変動、物質的窮乏の中で生まれたといってもいいだろう。昭和21(1946)年10月9日引き続き社会教育局長から出された「児童愛護班結成活動に関する通知」が子ども会結成に大きな役割を果たしたといえよう。 もう一つの流れは、昭和26(1951)年に全国社会福祉協議会が結成され、厚生省と共催した「子どもレクリエーション・キャンプ指導者講習会」で、昭和36(1961)年まで続いた。 文部省は子ども会等少年団体育成活動の振興を図り、昭和38(1963)年「少年生活指導研究会」を開催。昭和40(1965)年「子ども会等少年団体指導者育成委員事業」、昭和43(1968)年「子ども会等少年団体育成研究協議会」として昭和45(1970)年まで続いた。 昭和38(1963)年、文部省主催「少年生活指導研究集会」が国立中央青年の家で開催された時、かねてから子ども会指導者間に醸成されつつあった全国組織結成の機運が一挙に高まり、参加者有志が「全国少年団体指導者連絡協議会」を結成した。翌昭和39(1964)年この「協議会」が指導育成する少年団体は、その生成過程で種々の形をとったが、地域を基盤として子どもの心身の健全育成を図ることを目的とする「子ども会」を目指すものであった。「子ども会」は子どもを構成員とする集団で、そこに指導者と育成者が加わり成立することを確認。「協議会」を発展解消して「全国子ども会連合会」と改称し、単位子ども会、指導者および連合組織を会員とする任意団体として発足した。昭和40(1965)年に社団法人として文部省に認可された。 昭和43(1968)年定款を改訂し、全国の子ども会関係者の総意に基づく組織として、都道府県・指定都市の子ども会連合組織の代表者を社員とする社団法人全国子ども会連合会となり、現在に至っている。この間、事業の変遷と組織の動向について、「事業の変遷と組織の現状」と称していたものを2000年度版から「子ども会白書」としている。 なお、2004年版子ども会白書(社団法人全国子ども会連合会)によると次の通り。平成16(2004)年市区町村子連組織加入者は単子数122,759、子ども数(小・中)4,340,927、加入率:小学生49.7%、中学生14.3%、指導者数(J・L、成人)1,432,386である。 【主な事業】 1)全国子ども会育成会中央会議:昭和42(1967)年から平成15(2003)年まで37回目、指導者の資質向上、活動内容、子どもの理解等重点課題を決めて実施。 2)全国子ども会活動振興研究会(第1回〜20回) 3)全国子ども会リーダー研究集会(第1回〜29回) 4)全国子ども会中央大会 5)子ども会ジュニア・リーダー・トレーニングキャンプ(第1回〜8回) 6)全国子ども会野外活動リーダー・トレーニングキャンプ・OB会(第1回〜15回) 7)オーストラリアキャンプ 8)文部科学省委嘱等・助成事業(156事業) 9)各種指導者講習会 なお、全国子ども会安全会は、昭和47(1972)年度から20円ではじまった(『子ども会白書(2004年度版)』より)。 br> |
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参考文献 ・(社)全国子ども会連合会『子ども会白書(2004年度版)』2004年 ・(社)全国子ども会連合会URL:http://www.kodomo-kai.or.jp/ |
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