登録/更新年月日:2013(平成25)年11月22日 |
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【事業の始まり】 子ども大学は、平成14(2002)年にドイツのチュービンゲン大学で始まり、日本では、NPO法人子ども大学かわごえが他に先んじて実施していたものである。埼玉県は、その取組をモデルとして平成22(2010)年に開校した。 近年、全国的に地域コミュニティの希薄化や家庭・地域の教育力低下といった課題があり、人と人とのつながりをつくり、絆を深めていく地域づくりが求められている。埼玉県では、平成21(2009)年に行った第21回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア埼玉2009」を契機に、県民の生涯学習への意欲や関心が高まった。また、「まなびピア」を実施したことにより、大学やNPO、市町村、社会教育関係団体などに相互のネットワークづくりができた。そうした背景を踏まえ、子供たちの学ぶ力や生きる力を育み、地域で地域の子供を育てる仕組みをつくるためにも、子ども大学は理想的な事業である。 【目的】 子ども大学は、小学校の4年生から6年生を対象に、大学の教授や地域の専門家が、地元の大学のキャンパスなどにおいて、大学や地域の特色を活かした子供の知的好奇心を刺激する講義や実習(体験活動)を行い、子供の学ぶ力や生きる力、地域の教育力の向上を目指したものである。 【学習内容】 物事の原理やしくみを追求する「はてな学」、地域を知り郷土を愛する心を育てる「ふるさと学」、自分を見つめ人生や将来について考える「生き方学」と、大きく3つの分野の講義を基本に、学校とは一味違ったテーマを取り上げてプログラムにしている。 例えば、「なぜ宇宙ロケットは飛ぶのだろう」、「忍城はなぜ浮城と呼ばれているの」、「どうしたらアナウンサーになれるのか」、「薬剤師の仕事を体験してみよう」と様々な興味深いテーマを学んでいる。 br> |
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参考文献 ・埼玉県教育局市町村支援部生涯学習文化財課「子ども大学フォトグラフ2011-2012」、2012年 |
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