登録/更新年月日:2011(平成23)年1月1日 |
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【事業の趣旨・概要】 図書館の機能や豊富な資料を使って関係機関と連携し、生産者・消費者への情報提供事業や、おやまブランドを全国に発信する情報発信事業を展開する。 図書館が地域の情報源となることで、地域に根ざした図書館サービスを充実させるとともに、農業の活性化、地域の振興・発展への貢献を図る。 また、地域のキーパーソンや関係機関とのネットワークの構築を目指す。 【事業に取り組んだ背景・経緯】 栃木県小山市は、「水と緑と大地」の豊かな自然に恵まれ、人口は16万人を突破した県内第2位の都市として、めざましい発展を遂げている。首都圏に近いという恵まれた立地条件を背景に、工業都市として発展してきたが、同時に、県内有数の農業地帯でもある。 平成16(2004)年度、小山市職員による自主研究グループの政策提言「ビジネス支援体制の構築について」が市の施策として有効であると認められ、小山市立中央図書館では、平成17(2005)年度より「ビジネス支援バックアップ事業」を展開している。これにより、ビジネス支援コーナーや、データベース・インターネット検索ができるパソコンルームを設置するなど、館内が整備された。また、小山市内の産業界・高等教育機関・行政機関・ビジネスを支援する関係機関・その他教育機関が必要と認める者により組織されている「おやまビジネス支援連絡会」と連携して、「元気アップビジネスセミナー」などの各種事業を実施し、創業・起業する人向けのセミナーからは、起業家が10人誕生する(うち2人は農業関係者・2010年12月現在)など成果を上げている。 一方で、50代〜70代男性の利用が増加傾向にあり、「ビジネス支援バックアップ事業」により、さらに男性の利用が増加した。また、団塊世代の男性は地域になかなか溶け込めず、図書館が地域デビューの場になっているケースが多いため、図書館が地域コミュニティの場のひとつになっている。 そのような状況で、ビジネス支援と生き方支援を考える中で、小山市のオリジナリティを出すために、地域の大きな課題である農業にスポットを当てた事業を展開したいと考えた。 「ビジネス支援バックアップ事業」を始めてから2年後、文部科学省の委託事業である「2007年度地域の図書館サービス充実支援事業」の採択をいただき、ビジネス支援サービスの一環として、新規に「農業支援サービス事業」を実施する運びとなった。 当事業実施初年度となった平成18(2007)年度については、「おやまビジネス支援連絡会」を母体として、図書館職員が企画した事業に対しての助言・連携などを行う「小山市立中央図書館農業支援サービス事業実行委員会」を組織した。 br> |
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参考文献 |
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