登録/更新年月日:2006(平成18)年10月31日 |
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【eラーニングとは】 「eラーニング」という用語は「情報技術によるコミュニケーション・ネットワーク等を使った主体的な学習」と捉えられる。「eラーニング」の定義については、情報技術を使っているものすべてを「eラーニング」と広く捉える場合と、World Wide Web の技術を使用したWBT(Web Based Training)によるものと限定的に捉える場合があり、固定的なものは見いだせない状況である。強いて言えば、電子的なネットワークによって、提供者と学習者との双方向性が確保されていることが、「eラーニング」の特徴である。 【eラーニングを活用した生涯学習の動向】 eラーニングは、時間・場所の制約がない、自分のペースで学習ができる、といったメリットにより企業内教育や、大学の正規授業でも活用されるようになっている。一方、「e-Japan重点計画2004」にも示されているように、社会人等がICTを活用した遠隔教育により、継続的に知識の向上ができるようにすることが求められており、社会教育行政や生涯学習の分野においても、eラーニングを活用した生涯学習の展開が急務となってきている。 eラーニングを活用した生涯学習の展開例として、 1)イントラネット・インターネットによる非同期型のWBT 2)テレビ会議システム等を活用した同期型遠隔講義 3)衛星通信システムによる遠隔講義配信 4)インターネットによるビデオ・オン・デマンド などがあげられる。なかでも文部科学省が実施するエル・ネット「オープンカレッジ」は、衛星通信を使って大学の公開講座をテレビ並の映像で、全国の公民館に配信するという手法により、平成11(1999)年度から実施されているサービスであり、利用者の数も増加している。 社会教育施設等が地域の生涯学習講座を市民に提供するケースも増えてきている。サーバーに講座の動画を登録し、インターネットを通じてオン・デマンドで見ることができる。テキストや資料などもWebで提供される。 大学が生涯学習講座をインターネットで市民に提供することも増えてきている。講座は非同期型のWBTで、テキストや音声、動画付きで提供されているケースもある。受講希望者はインターネット上で利用登録し、有料、あるいは無料で受講することができる。講師へメールで質問をすることもできる。 br> |
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参考文献 ・NPO法人日本イーラーニングコンソシアム編『eラーニング白書2006/2007年版』東京電機大学出版局、平成18(2006)年 ・「社会教育を活性化するeラーニングシステムの構築に関する調査」『視聴覚教育』第58巻8号、財団法人日本視聴覚教育協会、平成16(2004)年 |
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