登録/更新年月日:2008(平成20)年8月19日 |
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私は、日本航空学園の生徒が使用する道徳教本を編集するにあたり、ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生にお会いする機会を得た。その時先生との会話の中で、先生の著書「やれば、できる。」(新潮社)の内容に触れることがあった。 小柴先生が中学生時代小児麻痺に罹り、自宅で療養していた時、担任の金子英夫先生がお見舞いに来てくださり、アインシュタインの著書「物理学はいかに創られたか」という本をプレゼントしてくれたそうです。それがきっかけとなって物理学の世界に進み、地道な研究の成果が評価され、後にノーベル賞受賞という栄誉になったと述べておられた。このように人は誰もがその永い人生の中で、「人と人をつなぐ」という大切な出会いがあると思う。 今学校現場では、子どもたちの活字離れを憂慮し、その回復に努力されておられると思いますが、教育の第一線でご活躍されておられる先生方が「人生の先達」として、校長先生をはじめ全教職員が一丸となり、子どもたちに対して、それぞれの個性に応じたきめ細やかなご教導をいただくことにより、子どもの時から読書に熱中するという人間性が育ってくれることを願っているところである。 br> |
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参考文献 小柴昌俊『やれば、できる。』新潮社、2003年 |
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