生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2008(平成20)年8月19日
 
 

私の読書術 (わたしのどくしょじゅつ)

キーワード : 読書の効用、読書空間の美学
文珠川雅士(もんじゅがわまさし)
2.読書を生かす8つの心得
 
 
 
 
  (その1)
 公共図書館を身近な書斎として活用し、自分の興味・関心のある本を検索する。(公立図書館は、人生における思索にふける最適の空間でもあり、また、感動の宝庫でもあるので、頻繁に利用する。)
(その2)
 自分の心に留まる本は、作者名と題名、目次、はしがき、あとがきなどに先ず目を通し、作者の意図を読み取る。
(その3)
 選んだ本は自費で購入し、座右の書として活用する。
(その4)
 自らの興味、関心、専門性などに合った内容の大意を読み取る。その中で、最も印象に残った文脈、キーワードなどはマーカーで印をつけるとともに、付箋紙をつけていつでも引き出せるようにする。これが、自分の構想を練る時の大きな参考となる。
(その5)
 週刊誌・雑誌や新聞記事の中に役立つと思われるものがあれば、その部分を切取る。(または、コピーをする。)これらを教養、教育、グルメ、音楽、文芸などの分野別に分類して保存しておく。(後でものを書くときに、とても役に立つ。)
(その6)
 他人の3倍は読書し、集中力を高めておく。私は、先ず手にした本の目次を一読し、ページをめくって飛ばし読みをする。そして、そのページの主なキーワードを見ることで、文脈をいち早く掴む。また、その内容の濃淡を見極め、心に留まる文脈は直ちにマーカーとインデックスで印をつけておく。特に、「飛ばし読み」というのは、頭の回転を速くする訓練となる。
(その7)
 自分の才能を十分に開花させるには、効率的な時間の活用が大切である。
○私の場合
(1)最近、私は高齢化に伴い通院する機会が増え、待合室で1〜2時間程度待たされることが多くなった。その時に、座右の書としている本の中から2冊程度の本を選ぶとともに、情報を記録するために使用する3種の神器(マーカー・付箋紙・4色ボールペン)を持参し、待ち時間を有効に活用している。
(2)日頃から仕事などで上京する時、JRの塩山駅(山梨県)から東京駅間までの約1時間30分程度の電車の乗車時間は、絶好の読書空間である。電車が疾走するスピードと、身体に伝わる適度の振動が読解速度のリズム感をさらに高めてくれる。
(3)このようにして得た重要なキーワードを、自分の知識として手帳などに書き留め、「データファイル」を作っておくと、これが知恵袋となり後日役立つ。なお、独創的なアイデアほど消えやすいので、それが閃いた時にすぐ記録するための手帳やメモカードは欠かせない携行品である。
(その8)
 可能ならば自宅の一室に書斎を設け、限りない思索の空間を持つ。かつて私が現職のサラリーマン時代には、モダンなインテリアと照明器具を駆使した「自分の城」を築くとともに、購入した書籍をバックグラウンドのように配置することで、優雅ながら実用的な趣味空間として書斎を使用してきたが、今もこの趣味空間で心地よいひとときを過ごしている。
 
 
 
  参考文献
 
 
 
 
 



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