生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2009(平成21)年9月9日
 
 

児童に対する図書館サービス (じどうにたいするとしょかんさーびす)

public library service to children
キーワード : 児童サービス、児童、子ども、公共図書館
孫誌衒(そんじひょん)
1.児童に対する図書館サービスの定義
  
 
 
 
   児童に対する図書館サービスとは、児童(子ども)を対象とする図書館サービスのことであり、「児童サービス」ともいう。一般に児童とは、18歳以下を指し(児童福祉法第4条、児童の権利条約第1条)、広義の児童サービスは0歳から18歳までの子どもを対象としている。発達段階に応じて、乳幼児サービス、児童サービス(狭義)、青少年(ヤングアダルト)サービスの3つの段階に分かれる。この場合の「児童」は、ストーリーを理解できる3歳以上の就学前児童から小学校児童までを指す。また、児童資料を利用する保護者、児童関連機関の職員、学生や研究者等に対する図書館サービスも児童サービスに含まれる。
 児童サービスは、多くの場合、公共図書館の一部に設けられた児童室や児童コーナーで行われている。『日本の図書館2008』(日本図書館協会、2008)によると、平成20(2008)年に児童室・コーナーを設置している公共図書館は、全国の3,126館のうち2,219館(70.9%)である。
 
 
 
  参考文献
・児童図書館研究会編『児童図書館のあゆみ−児童図書館研究会50年史』教育史料出版会、2004
・汐崎 順子『児童サービスの歴史;戦後日本の公立図書館における児童サービスの発展』創元社、2007
 
 
 
 
  



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