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登録/更新年月日:2009(平成21)年9月9日 |
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多種多様な児童向けの資料の中から、子どもの視点にあわせた資料選択と発達段階に応じた読書環境の提供は、児童サービスの重要な役割である。 幼児から青少年まで一人一人の子どもの情報要求に応えるために、カウンターからフロアに出て子どもに接する「フロアワーク」をはじめ、より積極的に、より多くの配慮や技術が求められる。 児童サービスの特色ある内容としては、読み手が本や絵本を読んで聞かせる「読み聞かせ」、読み手がお話を覚えて語る「ストーリーテリング」、あるテーマのもとに複数の資料を紹介する「ブックトーク」、事前に本を読み、その内容に関してゲームをする「アニマシオン」等がある。これらには、子どもと本を結びつけ、本を読む喜びや読書の楽しみを伝え、読書習慣を身に付けさせる意義がある。 また、子どもの中には、単に本を読みに来るだけでなく、学校の課題のために何かを調べに来る子どもや、どの本を読んだらよいかを相談に来る子どももいる。児童サービスにおける「レファレンスサービス」では、そのような子どもの情報要求を的確に把握し、本を探す手段や方法、本の分類・種類などのスキルを教え、図書館を利用する力が身に付くようサポートすることが大事である。 多種多様な資料の中から、子どもが喜び、子どものためになるコレクションを選書し、子どもの目の高さに合わせた配列・配架方式で提供することも重要である。 児童サービスの一環として、子ども会、クリスマスの集いや、おはなし会、紙芝居、人形劇、工作会等の集会活動も行われている。これらのサービスを提供するには、子どものことをよく知る児童サービス担当の図書館員が必要である。 学校図書館、保健所、保育園、幼稚園、児童館、病院など地域の様々な機関と連携した子どもの読書環境の整備・拡充も児童サービスの重要な役割である。たとえば、乳幼児サービスの一環として2001年から開始された「ブックスタート」は、地域の保健所と公共図書館の連携の例である。保健所における0歳児健診の際に、乳児と保護者に対し、図書館員が絵本の大切さを伝え、絵本を手渡す。子どもと本を結ぶこうした活動は、生涯学習の視点から見たとき、非常に重要なサービスである。 br> |
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参考文献 ・児童図書館研究会編『児童図書館のあゆみ−児童図書館研究会50年史』教育史料出版会、2004 ・汐崎 順子『児童サービスの歴史;戦後日本の公立図書館における児童サービスの発展』創元社、2007 |
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