登録/更新年月日:2009(平成21)年12月10日 |
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【生涯学習インストラクター制度】 生涯学習インストラクター制度は、文部科学省認定・社会通信教講座修了者の学習成果を評価し、地域における多様な生涯学習活動を推進・支援する人材養成を図るため、(財)社会通信教育協会が平成4(1992)年に創設し発足したもの。種々の学習支援ボランティアの中で唯一の資格であり、該当者は全国で27,351名(平成21年7月1日現在)である。 【愛知県における現状】 愛知県内1,380名の有資格者の中には、各市町村の生涯学習推進委員、公民館など生涯学習施設関係者、NPOやボランティア団体、教育・文化グループや街づくりの運動のコーディネーター、市民講師として専門・特技を活かしてしている人など、学習の成果と資格を活用して活躍している人材が数多く存在している。半面、資格を取ったものの活動の舞台を得られず模索している人たち、また現職で将来の活動に備えて準備している人たちもいる。 【組織と事業】 これら活躍する人たちの活動舞台をいっそう広げるとともに、模索し準備する人たちに活動のチャンスときっかけを作ることを目的に、有志の呼びかけで「あいち生涯学習インストラクターの会」(以下ASIの会と略記)が、平成15(2003)年4月に結成された。現在の会員数は94名で、県内各地に分散しており、活動分野は約50種類に及んでいる。 平成17(2005)年4月にはNPO法人として認証され、5月に設立登記を完了した。法人化達成後の最初の事業として、会員の活動分野別・公開個人情報(人材ブック)を編纂制作し、県・市町村教育委員会、生涯学習施設、社会福祉施設などへ配布した。会は愛知県および日進市との間で、NPOと行政との協働に関する共同声明に署名しており、日進市では、「生涯学習プラザ」まつりや「にぎわい交流館」まつりの企画・運営を委託されている。 会本来の事業としては情報交換と経験交流のための例会、「まなび実践塾」、シンポジウムなどを開催、会報「ASIニュース」を月刊で発行し、史跡散策などの小旅行(細井平洲、渡邊崋山、本居宣長、佐藤一斎など郷土の先駆者から学ぶ旅)を実施している。 さらに事業の地域展開を図ることを目的として「みかわASIの会」を平成16年7月に立ち上げ、活動を進めている。同会では、1)地域を知り、仲間を知る 2)誰でも参加できる 3)地区担当世話人を決めるなどの運営上の心得をきめ、一般参加者が興味を持ち、参加しやすいような行事の企画と運営を進めている。今までの主催行事と支援事業は次の通り。 「文化財・名所旧跡・町並みめぐり・史跡散策」「工場見学」「ハーブ実技講習」「文学講座・精神講話」など。 岡崎100セミには講師・実行委員・スタッフとして支援協力した。行事にはASI会員のみでなく、関係する諸グループにも参加を呼びかけ賑やかな会となるように努力、行事参加者がその都度「また参加したい」という感想を持たれるように留意されており、一定の成果を挙げている。 ASIとしては近隣地区の情報交換、相互援助を図るため、さらに他の地域ブロックの組織化を目指している。また専門グループの組織化にも力を入れるよう努めている。 br> |
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参考文献 ・『あいち協働ルールブック2004〜NPOと行政の協働促進に向けて』(平成16年5月) ・『生涯学習インストラクター 活動分野別 公開個人情報(人材ブック)』(平成17年発行) |
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