登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日 |
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資格ナビゲーターで提供される学習情報の一例として次のようなものが考えられる。 ●資格の概要に関する情報 ここでは資格の趣旨や目的をわかりやすく紹介し、最近の受験者数・合格者数の推移や社会的なニーズの動向なども併せて提示する。 ●資格に関する基本的なデータ 「資格の種類について」:「国家資格」、「公的資格」、「民間資格」などの区分 「受験資格について」:「年齢」、「学歴」、「実務経験」など必要なもの 「試験科目について」:「筆記試験」や「実技試験」の有無、「一次試験」、「二次試験」の概要など 「試験日について」:願書の配布から、出願、受験、合格発表までのスケジュール 「試験地について」:試験が実施される都市一覧(会場が公表されていれば交通アクセスなども提示) 「受験料について」:講習会の受講が資格認定の要件となっている場合は受講料も併せて提示 「問合せ先」:主催者の名称、住所、電話番号、Webページアドレスなど ●資格取得に必要な手続き ここでは、主に書類上の手続きについて紹介する。 ・出願時の手続きについて:資格取得への第一歩は出願に必要な書類を揃えることである。なかでも、出願書類の取り寄せや実務経験証明書の発行依頼などは手続きに時間がかかるため、利用者が見落とさないように視覚的に注意を引く工夫が必要となる。 ・合格後の手続きについて:多くの場合、試験に合格しただけでは資格取得とはならない。有資格者としての登録申請(登録料の支払いを伴う場合が多い)や、有資格者で組織される団体への加入など、取得した資格を活用するためには不可欠な手続きを取る必要がある。 ●資格取得に必要な学習方法 ここでは、資格取得に必要な標準的な学習期間と、学習方法について紹介し、専門の講座を受講する場合の平均的なコストを紹介する。 また、学習内容に関するよくある質問については、Q&A形式などで紹介する。 ●テキスト、参考書などの教材情報 主催者が指定している「公式テキスト」や「過去問題集」に関する情報に加え、すでに資格を取得した方の「おすすめ教材」なども紹介する。 ●講座などの学習機会に関する情報 通学制の講座については、開講される地域別に、主催団体、日程、受講料・教材費などの情報を提示する。 通信制の講座については、主催団体、受講期間や受講料、スクーリングの有無、「文部科学省認定社会通信教育」か否かなどの情報を提示する。 いずれの場合も、雇用保険の教育訓練給付制度に基づく「厚生労働大臣指定教育訓練講座」の指定の有無や受給要件を提示する。 悪質な業者による詐欺等の被害を防止するため、消費生活センターと連携して「資格商法」に関する情報を提供し注意を喚起する。 ●資格取得後の活用方法に関する情報 取得した資格を就職に役立てたい場合は、各地域ごとのハローワークや求人情報へのリンクを紹介する。 ボランティア等に役立てたい場合は、各地域のボランティア人材バンクや関連のNPOなどへのリンクを紹介する。 ●関連する資格の紹介 キャリア形成の上で併せて取得しておくと有効な資格や、学習を発展・継続させるために有効な資格の紹介 br> |
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参考文献 ・朝日新聞社編『人生を変える 最強の資格230 2006年版』朝日新聞社、平成17(2005)年 |
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