登録/更新年月日:2008(平成20)年4月24日 |
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[達成目標傾向] 因子Tは「上司に褒められたい、同僚に見下されたくない」等10項目で《上司・同僚評価傾向》、因子Uは「自分の能力を高めたい、できるようになることが面白い」等11項目で《自己成長志向》、因子Vは「難しいことに挑戦するのが楽しい,問題を解決する方法などを見つけることが面白い」等5項目で《問題解決志向》とした。《自己成長志向》と《問題解決志向》で有意な相関が見られた。 [能力・努力観] 因子Tは「能力のある人が世の中で成功するとは限らない」等7項目で《能力の多様性》、因子Uは「能力は生まれつき決まっている」等7項目で《能力の絶対視》、因子Vは「能力があると言われる人は見えないところで努力している」等4項目で《努力が能力を生成》、因子Wは「あることで努力する人は他の事でも良く努力する」等3項目で《努力の絶対視》、因子Xは「能力が高いと言われるよりも努力家と言われる方が良い(負の因子負荷量)等3項目で《努力家の否定》、因子Yは「努力していない振りをしていた方が良い」等2項目で《能力への期待》とした。《能力の多様性》で《能力への期待》と《努力が能力を生成》に有意な相関が見られた。 [学習方法] 因子Tは「上司に認めてもらえないときでも学習する」等6項目で《プログラム・発見学習》、因子Uは「応用問題が好きである」等3項目で《発見学習・内容》、因子Vは「皆の学習具合を気にしながら自分の学習を進める」等3項目で《発見学習・目標》とした。《プログラム・発見学習》と《発見学習・内容》で有意な相関が見られた。 [自己教育力] 因子Tは「自分の仕事の将来設計に向かって努力したい、自分の能力を最大限に生かすように努力したい」等7項目で《目標達成》、因子Uは「現在の自分に満足している」等7項目で《自己肯定》、因子Vは「何をやってもだめである」等4項目で《自己否定》とした。因子Wは「他の事をしてしまいやろうとした学習ができない事がある」等6項目で《自己の対象化》、因子Xは「他人に見下されるのは我慢できない」等4項目で《感情の統制》、因子Yは「できるだけ自分を抑えて他人に合わせる」の2項目で《言動の統制》とした。《自己の対象化》で《自己否定》と《自己肯定》に有意な相関が見られた。 [助産師業務の自己評価] 因子Tは「婚前、新婚学級の企画、運営、評価が主体的にできる、性教育の企画、運営、評価が主体的にできる、未婚女性の健康相談の機会があれば対応できる」等11項目で《女性の生涯と健康支援》、因子Uは「授乳や沐浴の目的と方法,育児の要点など説明し対話できる、褥婦のセルフケア能力に応じた保険行動を説明し対話できる」等8項目で《褥婦の助産診断とケア》、因子Vは「胎児の助産診断ができる,産婦の助産診断とケアができる」等5項目で《産婦・胎児・新生児の助産診断とケア》、因子Wは「学術セミナーなどに主体的に参加できる、看護職能団体への活動に主体的に参加できる」等4項目で《学術・職能活動》、因子Xは「妊婦の助産診断と保健行動について説明し対話できる(負の因子負荷量)、母児の異常発生時の救急処置ができる」の2項目で《母児の異常発生時の処置》とした。《褥婦の助産診断とケア》は、《女性の生涯と健康支援》、《産婦・胎児・新生児の助産診断とケア》、《学術・職能活動》、《母児の異常発生時の処置》のすべての因子で9つの有意な相関が見られた。 以上のことから、重層的な因子構造の成立が推測される。 br> |
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参考文献 |
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