登録／更新年月日：2009(平成21)年8月31日
デジタル情報と図書館 (でじたるじょうほうととしょかん) |
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| digital information and libraries | |
| キーワード ： 図書館とインターネット、電子図書館、機関リポジトリ、メタデータ、ポータルサイト | |
| 森山光良（もりやまみつよし） | |
| 3．レファレンスサービスの変化 |  |
レファレンスサービスにデジタル技術を応用し、利用者への質問回答サービスを行うのがデジタルレファレンスである。レファレンス担当者に従来から求められてきたのは、レファレンスインタビュー、レファレンスツール、蔵書などの知識であるが、デジタルレファレンスには、さらにデジタル技術の知識が必要となる。デジタルレファレンスの伝達ツールに、メールレファレンス、オンラインレファレンス、チャットレファレンスなどがある。既存の手紙、電話、FAXなどの延長線上にあるものの、双方向性を促進するツールである。
【間接的レファレンスサービスまたはレファレンスサービスの準備作業】
間接的レファレンスサービスまたはレファレンスサービスの準備作業として、レファレンス事例データベース、リンク集、パスファインダーなどの提供がある。レファレンス事例データベースは、図書館ネットワークを通じた取り組みへと発展することによって、大量、広範囲の事例を迅速に提供できるようになる。パスファインダーは、利用者が特定の主題に関する情報収集を行う際に、手掛かりとする図書館資料のガイドもしくはチェックリストである。インターネット上の情報資源だけでなく、従来からの印刷媒体資料、商用のオンラインデータベースの情報資源をも対象とし、特定主題の情報探索過程で、検索ツールを案内・手引きするように作成されているのが特徴である。
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