生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2008(平成20)年12月10日
 
 

市町村の枠をこえた広域的な生涯学習活動 (しちょうそんのわくをこえたこういきてきなしょうがいがくしゅうかつどう)

キーワード : 学習成果還元、広域的学習活動、東京都多摩地区、生涯学習インストラクター、実践的な場と機会
中村岩男(なかむらいわお)
1.東京都多摩地区生涯学習インストラクターの設立と活動
   
 
 
 
   生涯学習インストラクター制度は、財団法人社会通信教育協会が、文部省認定の社会通信教育講座または同協会認定の対象講座修了者の学習成果を評価認定し、多様な生涯学習活動を推進・指導・支援する人材養成を図るために、平成4(1992)年度より実施されている認定資格制度である。
【広域的な生涯学習インストラクターの会を設立】
 東京都多摩地区においては、既に、近隣市にて、いくつかの生涯学習インストラクターの会が設立され、また、市町村によっては、さまざまな学習機関があり、それぞれ、多様な活動が展開されている。しかしながら、学習活動の発表ならびに、学習成果を地域社会に還元するための場や機会の確保が課題となっている生涯学習ストラクター有資格者も多い。多摩地区の有資格者がまとまって楽しんだり、学んだり、その成果を生かしたりしていきたい。先ずは、会を立ち上げ、出来ることからやっていくのがいいとの提言も窺われ、会設立への期待が高まっていた。
 多摩地域の生涯学習インストラクターの団体および個人の活動状況に関し、互に活動の幅を広げ、地域社会に貢献していくために、市町村の枠をこえて相互に連携し、広域的な交流を推進し、活動や発表の場を確保することが要請されている実状を鑑み、平成18(2006)年5月、財団法人社会通信教育協会等の助言・支援を受け、第1回設立準備会を開催し、以後、6回の準備会を経て、本会の設立を提言し、平成19(2007)年2月、「東京都多摩地区生涯学習インストラクターの会」を設立した。
【会の構成と目的】
 本会は東京都多摩地区の生涯学習インストラクターの有資格者と本会の目的に賛同し、理事会で承認された方により構成され、既に活動している団体および個人、ならびに、これから、活動を目指している団体および個人が、学習を通じて得られた知識・知恵と経験を駆使し、学習の成果を地域社会に還元していくため、相互に連携し、さまざまな生涯学習の推進に関する周知・調査・研修・研究および支援・助言・指導等を行うことを目的とする。
【会の活動事例】
1.第1回生涯学習展、平成19(2007)年7月、二日間開催した。
2.生涯学習フェスティバル、平成19(2007)年10月、八王子市、八王子市教育委員会等と共催した。
3.平成20(2008)年2月、設立一周年記念講演会を財団法人東京市町村自治調査会多摩交流センターの平成19(2007)年度「広域的市民ネットワーク活動等事 業助成」企画として実施した。
4.講演会、平成20(2008)年9月、会員講師により、「ハーブと健康」をテーマ に開催した。
5.平成20(2008)年11月11日、会のホームページを開設した。
 
 
 
  参考文献
 
 
 
 
   



『生涯学習研究e事典』の使用にあたっては、必ず使用許諾条件をご参照ください。
<トップページへ戻る
 
       
Copyright(c)2005,日本生涯教育学会.Allrights reserved.