登録/更新年月日:2008(平成20)年12月22日 |
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地域社会の中で、放課後や週末等に子どもたちが安全で安心して、健やかに育まれるよう、文部科学省の「放課後子ども教室推進事業」と厚生労働省の「放課後児童健全育成事業」を一体的あるいは連携して実施する「放課後子どもプラン」は2007(平成19)年度よりスタートした。 (財)日本視聴覚教育協会では、2007(平成19)年度文部科学省委託事業「総合的な放課後対策推進のための調査研究」により普及啓発DVD「放課後、大好き!―放課後子どもプランの実践―」(24分)を作成、2008(平成20)年3月、全国の各都道府県教育委員会、市町村教育委員会へ6,000枚配布した。 このDVDでは、放課後子どもプランの意義や重要性及び先進的・特徴的な全国の4事例の情報提供を行うことで、事業のさらなる浸透・普及を図っていくことを目的に、各地域の行政担当者や地域指導者、また、新たに参加を考えている市町村が、放課後子どもプランを実施する際の参考に資するために、先進地域の取り組みを紹介している。 本DVDはインターネットによる動画配信のための権利処理を行ったため文部科学省のホームページからストリーミング視聴できる。また、同封の解説書・Q&AもPDFファイルにより同様にダウンロードし活用することが可能となっている(http://www.houkago-plan.go.jp/houkago/advisory.html)。 本DVDの開発にあたっては企画委員会(座長・明石要一千葉大学教授)を設置し、専門家による助言を得た。 本DVDで取り上げた事例は、以下の4事例である。 ・小学校内で一体的に実施している事例−東京都江戸川区「すくすくスクール」 ・別々の場所で実施している両事業の連携事例−島根県松江市立古志原小学校・公民館 ・学校内の別々の部屋で実施している両事業の連携事例−岩手県葛巻町立葛巻小学校 ・放課後子ども教室の機能を拡大・充実させている事例−神奈川県横浜市「放課後キッズクラブ」 本DVDを活用しての効果として以下のことが報告されている。 映像メディアによる直接的な情報提供は、放課後子どもプランに関わる行政担当者や指導者などの関係者ばかりでなく、地域住民や保護者、子どもたちにも分かりやすい訴求効果を持つ。 すでに事業を実施している地域の関係者にとっては、今回制作・配布したDVDによって提供される4つの先進事例の映像により、それぞれの地域が抱える課題解決の具体的なヒントとなり、今後の運営方法の改善や効果的なプログラムの立案につながった。 また、これから事業をスタートさせる地域においても、本DVDソフトウエアを活用した研修会等において視聴したり、同封の解説書・Q&A等により、放課後子どもプランのイメージを掴みきれていなかった地域住民や保護者・行政担当者等が、事業の意義や重要性を理解し、自分たちの地域で実施する際の具体的なイメージを描き、地域の子どもは地域で育もうという参画意欲を喚起することができた。 br> 添付資料:DVD「放課後大好き!」ジャケット |
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参考文献 (財)日本視聴覚教育協会HP http://www.javea.or.jp/ 文部科学省HP http://www.mext.go.jp/ DVD「放課後、大好き」動画配信 http://www.houkago-plan.go.jp/houkago/advisory.html |
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