生涯学習研究e事典
 
登録/更新年月日:2005(平成17)年9月14日
 
 

子どもメディアフォーラム (こどもめでぃあふぉーらむ)

Media Forum for Children
キーワード : 全国視聴覚教育連盟、子どもの居場所づくり、ビデオ制作、インターネット、文部科学省
佐藤正(さとうただし)
1.子どもメディアフォーラム
   
 
 
 
  【説明】
 全国視聴覚教育連盟およびNTTコミュニケーションズ(株)が、文部科学省の「地域子ども教室推進事業」に参画し、「子どもたちの居場所」を全国に整備するために同連盟内に「子どもメディアフォーラム」運営協議会を設立した。
 文部科学省が平成16年度から18年までの3か年計画により、未来の日本を創る心豊かでたくましい子どもを社会全体で育む環境を整備するため、「子どもの居場所づくり新プラン」を実施しており、その一環として「地域子ども教室推進事業」を実施している。「子どもメディアフォーラム」は全国視聴覚教育連盟の実施する「子どもビデオ創作教室」とNTTコミュニケーションズ(株)が実施する「インターネット子ども教室」の2つの事業からなる。
 「子どもビデオ創作教室」は全国視聴覚教育連盟が53の加盟団体の傘下視聴覚センター・ライブラリーへ事業参加の募集を行う。実施施設は、ビデオ作品の創作という共同体験を通して、子どもたちの心情を育み、情操を豊かにし、お互いを認め合うコミュニケーションの大切さをなど様々な体験活動等を支援する。事業は実施施設の担当者又は視聴覚教育指導者研修修了者、地域のビデオ制作ボランティア等を指導者として、小・中学生を対象に放課後または週末を中心に、郷土の民話取材や童話の創作、ビデオ収録や編集等の様々な体験活動等を、年間を通じて計画的に実施する(各視聴覚センター・ライブラリー等は地域の事情や活動内容に応じて決定する)。ビデオ制作の内容は「企画」「役割分担」「撮影準備」「撮影」「編集」「発表」からなる。
 「インターネット子ども教室」はNTTコミュニケーションズ(株)が、全国の小中学生がインターネットを利用する際の注意点や基礎知識を身につけるを目的に行う事業。教材は体験型コンテンツを利用し、そこに登場する主人公と同じ目線で順を追ってインターネットの世界の便利さや、そこに潜む危険などを主人公と一緒になって子どもが体験できるよう工夫されている。教室の内容は、「パソコン活用の基礎」「インターネット活用の基礎」「インターネット社会の安全性・モラル」「コンピュータをネットワークの基礎知識」からなる。
 この2つの事業への応募実施施設(学校・団体等)は文部科学省が措置する委託費を用いて事業を企画・実施する。一方、「子どもメディアフォーラム運営協議会(会長・井内慶次郎)」は、文部科学省と各実施施設との連絡調整にあたる。
 
 
 
  参考文献
http://www.zenshi.jp/
http://www.ibasyo.com/
 
 
 
 
   



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