登録/更新年月日:2009(平成21)年2月13日 |
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【生涯学習推進との関連】 新エンゼルプランにもとづき、各自治体が多様な分野でその施策を推進している。特に、生涯学習推進と関連しているのは、「5.地域で子どもを育てる教育環境の整備」と「6.子どもたちがのびのび育つ教育環境の実現」であると考えられる。なかでも、家庭教育推進事業に関する施策は、生涯学習の部局において推進されることが多い。あるいは、母子保健関係の部局と連携して実施される場合もある。その他に、中高生に対する職場体験事業やボランティア推進事業、少年団体指導者向けの研修などが、新エンゼルプランに基づいて実施されてきた。 【今後の方向性】 さらに、「新エンゼルプラン」に引き続き、平成16(2004)年、「少子化社会対策大綱に基づく重点施策の具体的実施計画について」(「子ども・子育て応援プラン」/「新新エンゼルプラン」)が策定された。このプランは、平成17(2005)〜平成21(2009)年までの5年間に講ずる具体的な施策内容と目標が掲げられている。「次世代育成支援対策法」、「少子化社会対策基本法」の成立と、「少子化社会対策大綱」の閣議決定を受けており、生涯学習に関連するものを含め、地方公共団体や企業等とともに、計画的に取り組む必要があるものが含まれている。 プランの主な特徴としては、保育関係中心から、企業や教育の取り組みも含めた総合的な対策が求められていること、若者の自立や働き方の見直し等も含めた幅広い分野で、具体的な目標値を設定していることなどがあげられる。施策として、小中高等学校における体験活動の実施、保育所、児童館、保健センターなどにおける中高生が乳幼児と振れ合う機会の提供、地域の子育て支援の拠点づくり等が考えられており、生涯学習の部局における施策の推進が期待されている。 br> |
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参考文献 ・平成15年度『文部科学省白書』 ・厚生労働省「新エンゼルプラン」:http://www1.mhlw.go.jp/topics/syousika/tp0816-3_18.html(平成20年1月25日参照) |
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