登録/更新年月日:2006(平成18)年10月30日 |
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成人を正規学生として受け入れるためにはカリキュラムの編成について十分な配慮が必要であり、従来のカリキュラムのままに木に竹を接ぐようでは成人の受け入れは発展しないと思われる。これらにあわせて成人に向けた多様なコースを設定することなどを積極的に検討すべきである。 大学外の人々に対する学習機会の提供についても課題は多い。学習社会はそこに住む人々にとって容易にアクセスできる効果的な学習システムが準備されている社会である。そのシステムの中で大学はどのような役割を担って貢献するのか、地域社会の学習構造の全体像の中で大学の教育機能が果たすべき役割を明確にしつつ、柔軟かつ主要な担い手となることが望まれる。事柄は容易ではないとしても、21世紀学習社会において大学の責任の範囲は格段に広がることはまちがいなく、地域社会の学習推進の担い手である社会教育と知の拠点である大学が学習者に対して同じ目線に立ってよりよい学習システムを作り上げていくことは、学習社会建設の成否にかかわる課題であると思われる。 br> |
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参考文献 |
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