登録/更新年月日:2006(平成18)年7月20日 |
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1)沿革 国全体としてのスポーツ競技力向上を科学的研究によって支援する総合的な機関は、多くの先進諸国に設置されていたが、我が国では1980年代から構想が徐々に具体化されてきた。 文部省(当時)・保健体育審議会等における検討を経て、平成2(1990)年には建設予定地が東京都北区西が丘の「国立西が丘競技場」の敷地内に決定され、平成10(1998)年から平成13(2001)年まで建設工事が実施された。 一方、国立スポーツ科学センターの事業・運営・機器備品等については、建設工事開始に先立つ平成5(1993)年に調査研究協力者会議が設けられ、具体的な検討が進められた。 これらを経て、国立スポーツ科学センターは、平成13(2001)年4月に、独立行政法人である「日本スポーツ振興センター」の部組織として発足した(開所は同年10月)。 2)組織 国立スポーツ科学センターは、所長のもと、スポーツ科学研究部、スポーツ医学研究部、スポーツ情報研究部、運営部の4つの部によって構成されている。 また、理事長の諮問に応じ、国際競技力向上のための研究・支援事業の推進方策、計画、進捗状況及び成果等について審議するため、外部有識者による運営委員会が設置されている。 さらに、事務職員以外に多くの研究員が勤務しており、その専門分野は、スポーツ医学、運動生理学、生化学、体力学、バイオメカニクス、トレーニング科学、リハビリテーション、医療画像処理、磁気共鳴、スポーツ栄養学、情報工学など、極めて多岐にわたっている。 3)事業 国立スポーツ科学センターは広範な事業を展開しているが、その主なものは次のとおりである。 ・トータルスポーツクリニック事業 科学・医学・情報の各側面から、トップレベル競技者を総合的に支援する ・スポーツ医・科学研究事業 トレーニングシステム等に関するプロジェクト研究を実施する ・スポーツ診断事業 外傷・障害・疾病等の検査・診療・復帰サポートを実施する ・スポーツ情報サービス事業 スポーツ情報データベース・ネットワークを構築・運用する ・スポーツアカデミー支援事業 各種研修事業等への講師派遣・施設設備提供・情報提供等を行う ・サービス事業 研究・測定施設、トレーニング施設、研修施設の貸出しを行う br> |
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参考文献 |
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