登録/更新年月日:2008(平成20)年12月21日 |
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生涯学習推進センターの主たる機能は、前項で述べたとおりであるが、名称については、必ずしも統一されていない。 例えば岩手県では「生涯学習推進センター」と、答申通りの名称を用いているが、北海道では「社会教育総合センター」、岡山県では「生涯学習センター」、栃木県では、県総合教育センター内に「生涯学習部」を置き、事実上の推進センター機能に関する事業を進めている。 また、実施事業についても、各機関において、それぞれ特徴や差異が見られる。例えば、「調査・研究」や「指導者養成」に重点を置いているセンターもあれば、「学習機会の提供」を主たる事業としているセンターもある。 一般的には、「生涯学習推進センター」という名称を用いている機関は前者に多く、「生涯学習センター」という名称を用いている機関は後者に多いようである。 前者の例としては「岩手県立生涯学習推進センター」を挙げることができる。ここでは、1)学習情報提供事業、2)研究事業、3)研修事業(指導者養成)、4)学習機会提供事業の4つを柱に事業を推進しているが、その中核は2)・3)にあり、4)については、開発的事業に限定して実施している。 後者の例としては「福井県生涯学習センター」がある。ここでは、「指導者養成」や「学習情報提供・相談事業」も実施しているが、主たる事業は「学習機会の提供」であり、およそ30を越す特色ある講座を開催している。 なお、上記のような、いわゆる「生涯学習推進センター」に類する都道府県立の機関は、現在40を越えている(県によっては、広域圏ごとに複数のセンターを設置しているところもある)。 また、市区町村立の同様の機関(施設)は、230を越えている。ただし、これらの中には、従来の「公民館」を名称のみ変えたと思われる機関(施設)も散見される。 br> |
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参考文献 ・国立教育会館社会教育研修所・編「生涯学習・社会教育センター等基礎資料集」2000年. |
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