登録/更新年月日:2018年9月1日
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1.「遊び 学び 育つひろしまっ子!」推進プラン 【策定の趣旨】 広島県では、子供が育つ環境に関わらず、全ての乳幼児に、乳幼児期に育みたい力の育成に向けた教育・保育が行われ、その後の教育の基礎が培われるよう、広島県の教育・保育の基本的な考え方と施策の取組内容を明らかにした「『遊び 学び 育つひろしまっ子!』推進プラン(以下、「プラン」と略記する)」を平成29(2017)年2月に策定した。 【現状と課題】 乳幼児期における教育・保育の実態を把握し、現状と課題を明らかにするため、平成27(2015)年度に県内の幼稚園・保育所等及びその保護者,県内の小学校並びに県民を対象とし、幼児の育ちの状況、教育・保育士等の資質向上の取組、幼保小接続のための取組、子育て・家庭教育に関する学習機会等の保護者のニーズ及び行政・関係機関等に求める子育て支援等についてのアンケート調査やインタビュー調査を実施した。 その結果, ・幼児の育ちの状況としては,「遊びの進め方を提案したり、それぞれの気持ちや立場を大切にしたりしながら、遊びを進めること」や「子供の間でのいざこざが生じた場面などで双方の気持ちを代弁したり、解決への方法を提案したりすること」などが十分でない ・保護者については、子供との接し方やしつけについて悩んでいる ・幼稚園・保育所等では、外部の研修会に参加しにくい状況があることや、内部での研修の時間が確保されず、個々の現状に応じた研修が十分にできていない などの現状や課題が明らかとなった。 【プランの目指す姿】 乳幼児期は「探究の芽」を育む重要な時期であり、「探究の芽」は乳幼児の日々の生活の中で育まれる。乳幼児にとって「遊び」は探究の宝庫であり、「遊び」そのものが「学び」である。発見すること、体を動かすこと、創造すること、出来なかったことや失敗を乗り越えること、人と関わることなどを繰り返し経験することで「探究の芽」が育まれ、これが生涯にわたって主体的に学び続けることにつながることから、様々な関係者と議論を重ね、調査結果等も踏まえた上で、目指す乳幼児の姿を「遊び 学び 育つひろしまっ子!」とし、乳幼児期に育みたい力を次の5つに整理した。 ・感じる・気付く力 ・うごく力 ・考える力 ・やりぬく力 ・人とかかわる力 【施策展開】 プランでは、「目指す乳幼児の姿」を実現するためには、乳幼児に関わる者がつながることが必要であることから、施策の基本方針を「つながる乳幼児期の教育・保育の推進」、施策の柱を「T 子供の育ちのつながり」、「U 親子・地域のつながり」、「V 行政・関係機関のつながり」とし、それぞれ2〜3つの施策の計7つの施策において様々な支援に取り組むことで、広島県の乳幼児期の教育・保育及び家庭教育の充実を図ることとした。 平成30(2018)年4月には、教育委員会事務局内に乳幼児教育支援センターを設置し,プランに掲げている乳幼児期の教育・保育の充実のための施策を総合的に推進している。 <施策展開> T 子供の育ちのつながり 施策1 教育・保育内容、教員・保育士等の研修の充実等 施策2 幼保小連携教育の推進 U 親子・地域のつながり 施策3 子育てに役立つ情報の提供 施策4 親子の学び・集いの場の充実 施策5 地域による親子支援 V 行政・関係機関のつながり 施策6 関係機関の連携の推進 施策7 乳幼児期の教育・保育の充実のための支援体制の整備 |
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