登録/更新年月日:2006(平成18)年1月27日 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
本県では、急激な社会変化の中で、生涯学習の推進が求められるとともに、平成7(1995)年6月の福岡県生涯学習審議会答申「21世紀を展望した福岡県における生涯学習の振興のための基本構想について」を受けて、推進構想を策定している。 1)第一次推進構想(平成8(1996)年〜12(2000)年) 第一次推進構想は、まず、総論編で、生涯学習推進の考え方、理念や方向性などを示している。中でも、生涯学習社会実現に向けての基本的視点として、学習者一人一人を尊重する視点に立った生涯学習の振興、福岡県の特色を生かした生涯学習の振興、学習資源の活用とネットワークを生かした生涯学習の振興を掲げている。 次に、各論編で、生涯学習のそれぞれの分野における生涯学習振興の基本的方針とともに、生涯学習の総合的推進について現状と課題及び方向性を示している。 基本的方針で方向性等を示したのは、豊かな人生を育む生涯学習として位置づけた学校教育の充実や家庭教育の充実、たくましく自立した青少年の育成、男女共同参画社会を形成する学習活動の推進など11分野と、豊かでうるおいのある未来を拓く生涯学習として位置づけた科学技術の高度化への対応、高度情報化への対応、国際化への対応などの5分野について示している。 総合的推進で方向性等を示したのは、生涯学習推進体制の整備、生涯学習関連施設の整備充実、普及啓発の推進、学習機会の拡充など8領域について示している。 2)第二次推進構想(平成14(2002)年から10年程度) 第一次推進構想策定以降、社会情勢は大きく変化し、生涯学習を推進する上で、新たな変化への対応とともに、新たな課題に対応する指針が必要となってきた。 第二次推進構想では、第一次推進構想の理念を継承しつつ、今後の基本的方向性として、行政主導型から官民連携型への転換や、豊かな心、幅広い視野、それぞれの志を持つたくましい青少年の育成を目指し県民運動として展開する青少年アンビシャス運動をはじめとする家庭・地域の教育力の向上に資する施策の充実を図ることをねらいとしている。 このため、本推進構想では、生涯学習に資する施策の充実とともに、新たに、多重な相互連携協力体制の構築のため、生涯学習関係機関・団体等が参画した福岡県生涯学習ネットワーク推進協議会を設置し、ネットワークを基盤として学習機会の拡充を図ることを示している。 拡充する領域としては、体系的・総合的な学習機会の提供、市町村広域連携の推進、社会人の主体的な学習活動の支援、学校開放の推進など6領域を掲げ、方向性等を示している。 br> |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
参考文献 |
|||||||||||||
『生涯学習研究e事典』の使用にあたっては、必ず使用許諾条件をご参照ください。 |
|||||||||||||
Copyright(c)2005,日本生涯教育学会.Allrights reserved. |