登録/更新年月日:2019年1月19日
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1.種類 日本におけるスポーツボランティアは、2007年に開催された東京マラソンを契機に広く社会に認知されるようになった。スポーツボランティア活動は、大会など不定期に行われるイベントボランティア、地域等で定期的に行われているスポーツクラブ・団体ボランティア、プロ選手、トップアスリートが行うアスリートボランティアに大きく区分することができる。イベントボランティアでは、審判、医療救護、大会役員などの専門ボランティアと受付、交通整理、給水などの一般ボランティアに区分できる。また、クラブ・団体ボランティアでは監督、コーチなどのボランティア指導者と、クラブ・団体の世話役などの運営ボランティアに区分できる。アスリートボランティアでは、オフシーズンにジュニアのスポーツ指導を行う活動などがある。 |
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(参考文献) ・笹川スポーツ財団『スポーツ白書』2014年 |
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2.動向 オリンピック・パラリンピックなど世界的なスポーツ大会は「スポーツボランティア」の協力・活動がなくては成立しない。これを忘れずに「スポーツボランティア」の育成と拡大を目指すことを目的に2020年9月6日の東京パラリンピック閉会式と同じ日をスポーツボランティアの日として日本スポーツボランティアアソシエーションが制定した。2018年に一般社団法人日本記念日協会により認定、登録された。このようにスポーツボランティア活動に対する社会的関心が高まっている。 |
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(参考文献) ・スポーツボランティア学研究VOL.5、悠光堂、2018年 |
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3.事例 近年、国内で行われた長野オリンピック・パラリンピック冬季競技大会では運営人員として約22,000人、文化プログラム人員として約36,000人がスポーツボランティアとして大会に関わった。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会では約80,000人のスポーツボランティアが見込まれている。スポーツボランティアへ参加する際の情報収集や申込方法、またスポーツボランティアとして参加する際の金銭的負担など、今後、さらに整備されることが求められている。 |
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