生涯学習研究e事典
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構築にあたって

 日本生涯教育学会『生涯学習研究e事典』構築にあたって
 
 21世紀に入り、社会は流動化の波に洗われている。今後、創造性豊かな社会を築いていくためには、ICT(情報コミュニケーション技術)と生涯学習がますます重要になるとされている。国の内外にわたる政治、経済、社会の変化のみならず、日本人の内面的な生き方も大きく変化しており、われわれの日常生活はこれまでになく不安定で、見通しの極めて難しいものとなっている。
 もとより、生涯学習は現実の日常生活の中で展開される営みであり、学校、家庭、社会のあらゆるところで行われている。
 日本生涯教育学会は研究・教育・行政・実践にわたる幅広い会員を擁しており、これまで理論研究、実証的研究、国際比較研究、実践事例研究など、生涯にわたる教育・学習に関して多彩な研究を進めてきた。その中で、社会がもたらす問題に警鐘を鳴らすと共に、常に新たな時代に向けての建設的な提言を行ってきた。
 平成2年に『生涯学習事典』(東京書籍)を刊行し、研究成果の一端を各方面に提供してきたが、もはやそれでは最近の諸状況の変化に対応できなくなっている。そのため、このたび、ICTを活用したe事典を構築することによって、最新の研究成果を広く斯界に提供することとした。
 従来の出版物では、刊行までにかなりの時間を要し、刊行後数年で入手が困難となることがあった。しかし、e事典であれば誰でもいつでもアクセスできるうえ、情報を入れ替えて直近の研究成果を提供することが容易となる。
 また、ICT活用という新たな分野を拓くことにより、生涯学習研究に刺激を与え、広く生涯学習や教育の研究者にICT活用への関心を高めることが期待できる。さらに、ICT活用による研究の活性化を通して、研究水準をより高めることもできるであろう。
 本e事典は、これまで学会大会、年報、論集等を通して蓄積してきた会員の研究成果を生かしつつ、これからの生涯学習の発展を展望して編集したものである。項目については、生涯学習とその支援に関する理論、行政、実践等のすべてにわたり、しかも国際的動向をも視野に入れて検討を行った。
 なお、本e事典の研究開発・構築は、(財)松下教育研究財団の「研究活動助成」を受けて行われているものであり、同財団のご厚意に深く感謝する次第である。また、システム開発等については(財)日本視聴覚教育協会および(株)コスモメディアから全面的な協力を得ており、学会として厚く御礼申し上げたい。
 
平成17年9月
  『生涯学習研究e事典』
  企画・構築・編集顧問、参与、委員
   
 
   
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